こんにちは、皆さん。Linux ユーザーの皆さんは Google Bard をご存知でしょうか?Google Bard はとても便利なツールで、Linux ターミナルから利用することができます。今回はその方法について解説します。
Google Bardとは
まず初めに、Google Bard について簡単に説明します。Google Bardは自動テキスト生成ツールで、AIによる質問応答、文章生成が可能です。そしてその使い方は様々で、Linux ターミナルからも扱うことができます。
必要な要件のインストール
Linux ターミナルから Google Bard を使用するためには、まずは必要な要件をインストールする必要があります。
まずは、Google Bard APIをインストールしましょう。これにはPythonのパッケージマネージャーであるpipを使用します。以下のようにコマンドを入力して実行します。
pip install google-bard-api
次に、Pythonの仮想環境を作成します。この仮想環境は、Google Bardを使用するための特別な環境となります。
python -m venv bard-environment
作成した仮想環境を有効化します。このコマンドを実行すると、ターミナルのプロンプトに(bard-environment)
が表示され、Google Bardの環境が有効化されたことが確認できます。
source bard-environment/bin/activate
続いて、必要なツールのTomlをインストールします。TomlはBardとの認証を扱います。
pip install toml
これで必要な要件のインストールは完了です。
環境のアクティベートを簡単にするエイリアスの作成
Bardの環境を簡単にアクティベートするためには、~/.bashrc
にエイリアスを追加すると便利です。
nano -w ~/.bashrc
上記コマンドで.bashrcファイルを開いたら、以下の行を追加します。
alias bard-environment='source bard-environment/bin/activate'
その後、Ctrl + O で保存し、Ctrl + X で終了します。その後、以下のコマンドで新しい設定をロードします。
source ~/.bashrc
これで、bard-environment
というコマンドをいつでも実行して、Bardの環境をアクティベートすることができます。
Bard-Shell のインストール
Bard Shell をインストールするためには、GitHubから最新版をダウンロードします。ここではgit clone
コマンドを使用します。
git clone https://github.com/kshitijaucharmal/Bard-Shell.git
ダウンロードが完了したら、Webブラウザで Bard にログインします。その後、F12キーを押してウェブ開発者コンソールを開きます。
ウェブ開発者コンソールから、_Secure-1PSID
という名前のクッキーの値を探し出します。このクッキーはBardへのログイントークンとなりますので、値をコピーしておきます。
クッキーの値を取得したら、以下のコマンドを実行します。
mkdir -p ~/.config/bardshell
touch ~/.config/bardshell/bard.toml
nano -w ~/.config/bardshell/bard.toml
開かれた bard.toml
ファイルに以下のコードを貼り付けます。PASTE COOKIE VALUE HERE
の部分には、先程コピーした _Secure-1PSID
の値を貼り付けてください。
[default]
modes = "content,code,links"
instructions = "Instructions:\nTake my system Information into consideration if given before giving outputs. If the command output is not empty, use it as the input to perform operations. Do what the Prompt says with the input.\n\n"
[user]
token = "PASTE COOKIE VALUE HERE"
Ctrl + O で保存し、Ctrl + X で終了します。これでBard-Shellのインストールと設定が完了です。
Bard-Shell の使い方
Bard-Shellを使うには、まずターミナルを起動し、先程作成したBardの環境をアクティベートします。
bard-environment
そして、以下のコマンドを実行することで、Bard-Shellのヘルプページを表示できます。
python ~/Bard-Shell/bard-shell.py -h
ヘルプページには、Bard-Shellの様々な操作方法が表示されます。例えば、Bardに簡単なプロンプトを送るには、以下のようなコマンドを使用します。
python ~/Bard-Shell/bard-shell.py -p "YOUR PROMPT HERE"
これでLinuxターミナルからGoogle Bardを利用する準備が整いました。Google Bardを活用して、さらに効率的な作業を目指しましょう!
以上、「Linux ターミナルから Google Bard を使用する方法」についての解説を終わります。Linuxを使いこなす一つの手法として、ぜひご活用ください。それでは、次回もお楽しみに。